障害者入所施設の仕事内容や利用者の過ごし方を分かりやすく解説【夜勤編】

障害者入所施設の仕事内容や利用者の過ごし方を分かりやすく解説【夜勤編】 雑記
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初めに

障害者の入所施設は、障害のある人が生活するための「住まい」と「支援」がセットになった場所です。

障害者の入所施設ってなに?

障害のある方が、ご家族のもとを離れても安心して過ごせるように、そっと支えられながら暮らしていく生活の場です。

どんな人が利用するの?

一人での生活が難しい人

食事や身の回りのことなど、日常生活を一人で行うのがむずかしく、そばで支えがあると安心して過ごせる方です。

家族だけでのサポートが大変な場合

ご家族も一生懸命支えていても、体力的・時間的に負担が大きくなってしまい、周りの手助けが必要になることがあります。

常に見守りや介助が必要な人

安全に過ごすために、日中も夜間も含めて、誰かがそばで見守ったり、必要に応じて手助けをすることが大切な方です。

どんなことをしてくれるの?

みなさんが安心して過ごせるように、日々の中でこの3つを中心にお手伝いしています。

生活のサポート
食事・入浴・トイレなどを手伝ってもらえます

健康管理
体調チェックや通院のサポートなど

日中活動
軽い作業やレクリエーションなどを行うこともあります

どんな場所なの?

病院ではなく、どちらかというと「支援付きの共同生活の家」に近いですね。

一言でいうと「一人での生活が難しい人が、安心して暮らせるよう支えてくれる場所」です。

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シフト

早番 7:00~16:00 休憩1時間
日勤 8:30~17:30 休憩1時間
遅番 ①10:00~19:00 休憩1時間
   ②13:00~22:00 休憩1時間
夜勤 22:00~翌7:00(31:00) 休憩・・・

休憩はその日の勤務状態で時間が移動しちゃいます。

以前は休憩室もなく、ご利用者様と同じ空間で過ごしながら働いていた時期もありました。
今は業務改革が進み、しっかり休憩を取れるようになってきています。

ただ、夜勤の休憩に関しては、その日のご利用者様の状態によって大きく左右されます。

現場から完全に離れることが難しいため、実質的には「休憩なし」という日も少なくありません。

そして、たとえご利用者様の対応が落ち着いていても、介護の現場には事務作業や雑務が山ほどあります。

逆に、利用者様が穏やかで静かな時間が続くと、ふっと眠気が押し寄せてきて、机に伏せてしまうこともありますね。

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入所施設の仕事内容【夜勤編】

仕事内容

巡視×3回
覚醒したご利用者様の対応
体位交換と排泄交換
健康チェックと起床介助

夜勤の業務は、一見するといたってシンプルです。

基本的にご利用者様は眠っている時間帯が長いため、日中のような慌ただしさはありません。

正直、「楽そう」と思われがちですが…実はここが落とし穴なんです。

しかし実際には、コール対応や急な覚醒、体調変化への対応など、「何も起きないこと」を維持するための見守りが求められます。

何も起きない夜”ほど、裏では神経を張り続けているのです。

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業務の流れ

引継ぎ

遅番から口頭で要点の引継ぎを受けます。

ここでの情報共有が、その夜の安心感を左右しちゃいます。

体調不良者がいるかどうか。薬の変更があったか。頓服を服用したか。などなど。小さな情報でも見逃せない、大切なポイントです!

確認事項は日々違いますが、ご利用者様が安心、安全に眠れるよう全力で支援しています。

何も起きない夜をつくることが、私たちの役割だと感じています。

巡視①~③

引継ぎが終わるとまず初めに、ご利用者様の状態を確認するために巡視を行います。

最初の巡視ではテレビを見ている方も多くいますね。

特に歌番組は人気があるのです。
そういった番組情報がしっかり確認できていることにビックリしちゃいますね。

体位交換の必要なご利用者様の体位交換や排泄交換は巡視のタイミングで行います。

しかし、ご利用者様それぞれに、「この時間帯は排泄がない」といったデータが蓄積されています。

そのデータに基づいて個別支援を行うことで、必要のない排泄交換を避けられ、結果としてご利用者様がぐっすり眠れる環境づくりにつながるんですよ。

2度目の巡視時間になるとほとんどのご利用様がお休みになっているので、体位交換や排泄介助など淡々とこなします。

この淡々とした時間こそ、夜勤らしい空気かもしれません。

私は登山が趣味なので、巡視時は登山用ヘッドライト「PETZL」を愛用しています。

最初は少し大げさかなと思いましたが、一度使うと手放せません。

明るさの調整もできますし、なんといっても両手が空くので、作業がスムーズに進むのがとても便利です。

夜勤は“いかに効率よく動けるか”がかなり重要なんですよね。

体重のあるご利用者様の体位交換は重労働。

朝方はもうヘロヘロですね。

この時間帯が一番しんどい…という人、多いと思います。

3度目の巡視頃になると起床されるご利用者様もいらっしいます。こちらはまだ“夜の感覚”なのに、生活リズムは人それぞれなんですよね。

まだまだ夜中ですけど…正直、“もう少し寝ていてほしい…”と思ってしまう瞬間です(笑)

朝が強いって羨ましい限りです。

同じ時間を過ごしているのに、この差は本当に不思議です。

洗濯物や食器の片づけ

洗濯は洗っても洗ってもビックリするほど出てきます。

本当に“終わりが見えない”感覚になってしまいます。

私の勤務先では洗濯を専門にする職員の配置があるほどなのです。

それだけ日々の生活に欠かせない大事な業務なんですよね。

それでも夕方から深夜にかけても洗濯ものはたくさん出るのです。

気づけば、またカゴがいっぱいに…というのも“あるある”です。

それらを干し、就寝前薬で使用したコップを洗ったり洗面台を掃除したり…細かい作業の積み重ねが、意外と時間を取るんです。

ご利用者様が起きていると進めにくい業務も、夜勤の静かな時間であれば落ち着いて取り組むことができます。

その分、環境を整える大切な役割を担っていると感じています。

翌日の準備と日誌管理

他の施設へ通所されているご利用者様については、連絡帳の記載、通院の有無と引率職員の確認、会議の時間などを整理し、誰が見ても分かりやすいようにホワイトボードへ掲示します。

自分が不在だった時間帯の記録は隙間時間で確認しているんですよ。

24時間の管理日誌を印刷します。

夜勤は、次の日の業務がスムーズに進むように環境を整えておくことも、大切な役割だと感じています。

事務作業や研修動画の視聴など、隙間時間を活用して取り組むべき業務も進めています。

バイタルチェックと起床介助

夜中から起きだしたご利用者様を優先的にバイタルチェックを行っていきます。

体調変化が出やすい時間帯なので、特に慎重に確認します。

自分で起きたり着替える事ができないご利用者様は、起床されるか確認しながら起床のお手伝いを行うのですが、無理に起こさずに、その方のペースを大切にしています。

何事もなく朝を迎えるとホッとします。

無事に朝を迎えられた”という安心感は、夜勤ならではないでしょうか。

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夜間の利用者の過ごし方

明るさに敏感⁈

夜勤中、誰かの居室の明かりがついていると、それにつられるように起き出してくるご利用者様がいらっしゃいます。

一人が起きると、連鎖するように動き出すこともあります。

静かなフロアの中では、ほんのわずかな光でも目立つため、それが“朝が来た”という合図のように感じられるのかもしれません。

私たちが思っている以上に、環境の変化に敏感なんですよね。

そのため、夜間はできるだけ照明を抑えたり、必要以上に明るくしないよう工夫しています。

光ひとつで状況が変わるので、細かい配慮が大切だと思うのです。

ちょっとしたことですが、こうした積み重ねが、ご利用者様の安眠につながっているのだと感じます。

“何も起きない夜”をつくるのは、こういう小さな工夫なんですよね。

満月は要注意!

夜勤をしていると、複数のご利用者様が不眠だったり、落ち着きがなくなる日が重なることがあります。

なぜか“重なる日”ってあるんですよね。

そういった日を振り返ってみると、満月のタイミングと重なっていることが多いと感じています。

あくまで現場での体感ですが「今日は満月かな?」と思うこともあります。

もちろん医学的に明確な因果関係があるとは言い切れませんが、光の影響や生活リズムの変化など、何らかの要因があるのかもしれません。

科学的にははっきりしなくても、現場の感覚って意外と当たることもあります。

そのため、満月の前後はいつも以上に様子観察を意識し、落ち着かないご利用者様への対応を丁寧に行うようにしています。

いつもと違うかも”に気づくことが、夜勤ではとても大切なきがします。

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テレビは固定チャンネル

覚醒されると、テレビをつけるご利用者様がいらっしゃいます。

夜中の“テレビスイッチON”は、よくある光景です。

チャンネルによっては番組や映像が流れていますが、なぜか“砂の嵐”と呼ばれるノイズ画面を好まれる方もいらっしゃいます。

音や光が落ち着くのか、不思議と好まれる方がいるんですよね。

こちらでチャンネルを変えても、気づけば元に戻されていることもしばしばです。

結局“その方の落ち着く状態”が一番なんだと感じます。

理由ははっきりしませんが、こうした小さな“こだわり”に触れるたびに、現場の奥深さを感じます。

一人ひとり違うからこそ、対応の正解も一つではないんですよね。

障害者入所施設の朝は早い‼

2:00には起きだすご利用者様がいらっしゃいます。

この時間に起きられると、夜勤者としては少し緊張が走ります。

居室で過ごしていただける分には問題ないのですが、起床が早いご利用者様の多くは、廊下やリビングで過ごされます。

なかなか居室にはいてくださらず、フロア全体に影響が出やすい時間帯なんですよね。

ご本人様の気持ちは朝になっているので、他の方が起きてくるのを待っているのでしょうか。

生活リズムの違いを感じる瞬間でもあります。

中には起こして回るご利用者様もいらっしゃいます(泣)正直「それだけは勘弁してほしい…」と思ってしまいます。

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障害者入所施設【夜勤編】まとめ

障害者入所施設の夜勤は、一見シンプルに見えますが、実際には「何も起きない夜」を支えるために、常に気を張り続ける仕事です。

巡視や介助、環境整備、記録業務などを通して、ご利用者様が安心して過ごせる時間をつくっています。

また、明るさや生活リズム、ちょっとしたこだわりなど、一人ひとりの違いに寄り添うことも大切な役割です。

要点まとめ
・夜勤は“静か=楽”ではなく、見えない緊張の連続
・巡視・介助・環境整備が主な業務
・小さな変化や違和感に気づく力が重要
・一人ひとりに合わせた対応が求められる

何事もなく朝を迎えられること。

それこそが、夜勤の一番のやりがいなのかもしれません。

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