大学1年生にして全日本相撲選手権を制し、史上3人目の「アマ横綱」となった鮫島輝(さめしま ひかる)さん。
その経歴はまさに“シンデレラストーリー”のようで、中学・高校時代の悔しさを糧に大舞台で大輪の花を咲かせました。
今回は、鮫島輝さんの中学・高校時代の歩みから、アマ横綱に輝いた現在までを徹底解説します!
鮫島輝さんプロフィール

引用元:デイリースポーツ
鮫島輝さんのプロフィールを見やすいよう表でまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 鮫島 輝(さめしま ひかる) |
| 生年月日 | 2006年7月16日(19歳・2025年現在) |
| 出身地 | 埼玉県入間市 |
| 身長・体重 | 185cm・160kg |
| 中学 | 入間市内の中学校(わんぱく相撲で活躍) |
| 高校 | 埼玉栄高校(インターハイ個人2位など) |
| 大学 | 日本大学(1年生で全日本相撲選手権優勝) |
| 得意技 | 右四つ、寄り倒し、状況に応じたはたき |
| 主な実績 | 2025年 全日本相撲選手権優勝(史上3人目の大学1年アマ横綱) |
| 憧れの力士 | 塚原隆明(現・栃大海) |
| 今後の展望 | 幕下・三段目格付け出し資格を獲得、大相撲入りが期待される |
中学時代
鮫島輝さんが相撲に出会ったのは、小学校2年生のとき。わんぱく相撲をきっかけに土俵へ足を踏み入れました。
中学時代もその情熱は途切れることなく、地元・埼玉県入間市から各地の大会へ挑戦を続けます。
この頃はまだ全国的なタイトルに手が届かず、憧れの存在である塚原隆明(現・栃大海)のように「横綱」と呼ばれるまでには至りませんでした。
それでも輝さんは、試合で負けるたびに「いつか自分も優勝したい」という思いを強くし、悔しさを力に変えていったのです。
高校時代
鮫島輝さんは埼玉栄高校に進学し、全国屈指の強豪校で稽古を積みました。
高校時代は団体戦での活躍こそありましたが、個人タイトルにはなかなか恵まれず、最高成績は全国高校総体(インターハイ)での個人2位。
あと一歩で頂点に届かない悔しさを何度も味わいました。

引用元:サンスポ
それでも、埼玉栄の山田道紀監督から「まだ間に合う」という言葉をかけられ、輝さんは諦めることなく稽古を続けます。
仲間と共に汗を流し、負けた試合の反省を繰り返す日々は、華やかな優勝こそなかったものの、確かな力を蓄える時間となりました。
高校時代の輝さんを振り返ると、「勝ちきれない悔しさ」と「それでも努力を続ける粘り強さ」が大きなテーマだったと言えます。
大学時代(現在)
鮫島輝さんは日本大学に進学すると、入学わずか半年で大舞台に立ちました。
2025年11月、両国国技館で行われた全日本相撲選手権。
大学1年生ながら堂々と勝ち進み、決勝では金沢学院大4年の大森康弘を相手に、立ち合いからもろ差しを決めて一気に寄り倒しました。
金沢学院大4年の大森康弘さんの記事はこちらをご覧ください。
その瞬間、会場は大歓声に包まれ、鮫島さんは涙を流しながら勝利を喜びました。
高校時代にあと一歩で届かなかった「優勝」という夢を、大学1年でついに叶えたのです。
結果は史上3人目となる大学1年生でのアマ横綱。
これは久嶋啓太(元幕内・久島海)、花田秀虎以来の快挙でした。
試合後のインタビューでは「明日からまた次の大会に向けて稽古します」と語り、浮かれることなく次を見据える姿勢を見せました。
努力を積み重ねてきた高校時代の悔しさが、大学での大飛躍につながったことを証明する瞬間でした。
さらに、この優勝によって大相撲の幕下・三段目格付け出し資格を獲得。
今後の進路に注目が集まっており、「大相撲入りはいつか」という期待が高まっています。
鮫島輝さん相撲大会経歴(抜粋)
| 年 | 大会名 | 成績・エピソード |
|---|---|---|
| 小学校時代 | わんぱく相撲 | 相撲を始めるきっかけとなる |
| 中学時代 | 各地の大会 | 全国タイトルには届かず、悔しさを糧に努力 |
| 高校時代 | 全国高校総体(インターハイ) | 個人戦 2位(最高成績) |
| 高校時代 | 団体戦 | 強豪・埼玉栄高校の一員として活躍 |
| 2025年(大学1年) | 全日本相撲選手権(両国国技館) | 優勝(史上3人目の大学1年アマ横綱) |
| 2025年 | 決勝戦 | 金沢学院大4年・大森康弘を寄り倒しで勝利 |
| 2025年 | 賞・資格 | アマ横綱称号、幕下・三段目格付け出し資格を獲得 |
相撲の強豪校で日々稽古を積み重ねてきた鮫島さん。
ついに努力が実を結び始めたようで、その姿に思わずホッとさせられます。
まとめ
中学・高校時代はあと一歩で勝ちきれない悔しさを繰り返しながらも、努力を積み重ねてきた鮫島輝さん。
大学に進んでからの全日本相撲選手権優勝は、その長い努力がついに報われた瞬間でした。
そして、史上3人目となる大学1年でのアマ横綱という快挙は、今後の大相撲界に新しい風を吹き込む予感を感じさせます。
幕下格付け出し資格を手にした鮫島さんが、これからどんな土俵を築いていくのか――その成長と挑戦に大きな期待が寄せられています。
努力を続ければ必ず花は咲く。その姿を体現した鮫島輝さんの歩みは、私に勇気と希望を与えてくれました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。yuzuhana



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