世界陸上に初出場し、800mで注目を集める落合晃選手。
その学歴や陸上を始めたきっかけ、気になりますよね。
プロフィールをやさしくまとめました
落合晃さんプロフィール

引用元:日本陸上競技連盟公式サイト
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 落合 晃(おちあい こう) |
生年月日 | 2006年8月17日(19歳) |
出身地 | 滋賀県高島市 |
身長・体重 | 165cm・57kg |
専門種目 | 800m・1500m |
主な記録 | 高校日本記録:800m 1分44秒80(2024年) |
特徴・背景 | 水泳・スキー・トライアスロン経験あり。兄との絆が競技の原点。 |
陸上を始めたきっかけ
晃選手が陸上を始めたのは中学に入ってから。
きっかけは、5歳上のお兄さんが陸上をしていたこと。
「兄が走っている姿がかっこよくて、自分もやってみたいと思った」
そんな素朴な憧れからスタートしたそうです。

こういう話を聞くと、「才能って、特別な環境じゃなくても育つんだな」と感じますよね。
身近な人の姿に心を動かされて、自分も一歩踏み出してみる。
その小さなきっかけが、世界陸上の舞台につながっていると思うと、なんだか胸が熱くなります。
学歴
小学生時代は水泳・体操・スキー・トライアスロンなど、運動漬けの日々でした。
今津中学校
高島市立今津中学校に入学と同時に陸上部へ。
最初は1500mや100mなど幅広く挑戦していたそうです。
中学2年で「スピードと持久力を両方活かせる種目」として800mに本格的に取り組み始める。
最初のベストは2分02秒97。そこから1年で1分56秒87まで記録を伸ばす急成長ぶり。
正直、陸上に詳しくない私でも「えっ、6秒も縮まるってすごくない…?」と思ってしまいました。
800mって、ほんの数秒の差が勝敗を分ける世界なのに、1年で6秒って…まるで別人レベルの進化ですよね。
きっと、本人の努力はもちろん、周りの支えや環境も大きかったんだろうなと感じます。
熱血先生との出会い
中学2年のときに赴任してきた先生が「全国優勝を目指そう」と声をかけてくれたそうです。

こういう言葉って、本人の可能性を信じていないと出てこないと思うんです。
まだ全国どころか県大会の先も見えていなかった頃に、「君ならできる」と言ってくれる大人がいたこと。
それって、すごく幸せなことだし、晃選手にとっても大きな転機だったんじゃないでしょうか。
生活面から練習まで徹底的にサポートされ、晃さん自身も「この先生となら全国を目指せる」と覚悟を決めたそうです。
「先生のひと言が人生を変える」って本当にあるんだな…と感じました。
この出会いがあったからこそ、今の落合晃選手がいるんですね。
滋賀学園高等学校
滋賀学園高等学校(滋賀県東近江市)を卒業しました。
1年生で全国デビュー
高1で近畿インターハイ800mに出場し、1分50秒19の1年生最高記録を樹立しました。
秋の国体では8位入賞。
高校に入ってすぐ全国レベルで戦えるって…次元が違いますよね。
全国の舞台で「自分も通用するかもしれない」と手応えを感じ始めたとか。
通用するかもしれないという感覚だったというのが、またすごいです!
2年生で全国制覇&悔しさ
インターハイ800mで初優勝、1500mでも6位入賞。
国体では2位。あと一歩で優勝を逃し、「勝ち切る力」を課題に感じた年だったそうです。
ここまでの結果だけでも十分すごいのに、本人は“課題”として受け止めているんですよね。
全国2位なんて立派すぎる!と思ってしまうけれど、晃選手にとっては“勝ち切る”ことが目標だったんだなと。
次につなげようとする姿勢が本当に頼もしいです。
3年生で日本新記録&世界へ
2024年インターハイで1分44秒80の日本新記録を樹立。高校生としては異例の快挙。
その直前、日本選手権ではパリ五輪の参加標準記録に届かず。
「めちゃくちゃ悔しかった」と語るほどの挫折も経験。
「順風満帆に見える選手」でも、実際は葛藤と向き合いながら走っているんだな…と改めて感じました。
それでも気持ちを切り替え、インターハイで2連覇&記録更新。
「今までやってきたことは間違ってなかった」と自信につながったそうです。
「努力は裏切らない」って言葉の重みを教えてもらった気がします。
指導者との信頼関係
高校の監督・大河先生から「無理せずインターハイは欠場してもいい」と言われるほど、疲労が大きかった時期も。
それでも晃さんは「2連覇したい」と出場を決意。
先生との信頼関係が、彼の背中を押したようです。
高校時代の晃さんは、ただ速いだけじゃなく、悔しさを乗り越える力や仲間・指導者との絆を大切にしていたのが印象的です。
駒澤大学
2025年春、落合晃選手は駒澤大学に進学。
名将・大八木弘明監督のもとで、世界を見据えた本格的なトレーニングを開始しました。
海外遠征や高地合宿にも挑戦し、課題だった「2周目の粘り」を強化。
「出るからには爪痕を残したい」と語る姿からは、記録だけでなく“記憶に残る走り”を目指す意志が感じられます。

引用元:日本陸上競技連盟公式サイト
兄とのエピソード
晃さんが陸上に興味を持ったのは、小学生の頃。
地元・滋賀県の高島高校で短距離をしていた兄の試合を見に行ったとき、
「すごいスピードで走っている姿がかっこよかった」と感じたそうです。
それまでは水泳やスキー、トライアスロンなど幅広いスポーツに親しんでいた晃さんですが、
兄の走る姿に憧れて、「自分も陸上をやってみたい」と思うようになったのがきっかけ。
兄が陸上をしていなければ、今の自分はなかった。
という言葉からも、晃さんにとって兄の存在がどれほど大きかったかが伝わってきます。
兄弟って、何気ない日常の中で人生の方向を変える力を持っているんですね。
晃さんのように、身近な憧れから世界へ羽ばたいていく姿は、見ている私たちにも勇気をくれます。
まとめ
落合晃選手が陸上を始めたのは中学に入ってから。
きっかけは、5歳上のお兄さんが走る姿に憧れたことでした。
中学では800mに出会い、1年で6秒以上も記録を縮めるほどの急成長。
赴任してきた先生に「全国優勝を目指そう」と声をかけられました。
高校では1年生で全国デビューを果たし、2年でインターハイ初優勝。
3年生では日本高校新記録となる1分44秒80を叩き出し、世界への扉を開きました。
今年春からは駒澤大学へ。
海外遠征や高地合宿にも挑戦しながら、「出るからには爪痕を残したい」と語る晃さん。
記録だけでなく、記憶に残る走りを目指す姿に、これからの未来がますます楽しみになります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。yuzuhana
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