3000m障害で躍進を続ける三浦龍司選手が、「On」とアスリート契約を結びました。
数あるシューズの中から、彼が選んだ“勝負の一足”とは…
その選択に込められた理由を、丁寧にひもといていきます。
三浦龍司選手とシューズ

引用元:日本陸上競技連盟公式
三浦選手の活躍
年・大会 | 種目 | 記録・順位 | 備考・トピック |
---|---|---|---|
2020 箱根駅伝予選会 | ハーフマラソン | 1時間01分41秒 | U20日本記録(当時) |
2021 東京五輪 | 3000m障害 | 7位入賞 | 五輪初出場で快走 |
2022 金栗記念 | 1500m | 3分36秒59 | 日本歴代3位の好記録 |
2023 世界選手権 | 3000m障害 | 6位 | 世界大会で日本人最高順位 |
2024 パリ五輪 | 3000m障害 | 8位 | 2大会連続入賞 |
2025 モナコDL | 3000m障害 | 8分03秒43(日本新) | 自己記録を6秒以上更新、世界大会金メダルタイム超え |
2025 ニューイヤー駅伝 | 1区(12.3km) | 3位(トップと2秒差) | ロードでも安定した強さ |
三浦選手は3000m障害だけでなく、1500mや5000m、駅伝でも高いパフォーマンスを発揮していて、まさに“万能型ランナー”ですね。
しかも、フォームの美しさやラストスパートの鋭さは、観る人の心を動かす力があります。
シューズ選びが競技者に与える影響
観点 | 重要性の理由 |
---|---|
パフォーマンス向上 | 足の動きに合ったシューズは、地面との反発力を最大限に活かし、推進力やスピードを高める。 |
怪我の予防 | クッション性・安定性・フィット感が適切でないと、膝・足首・腰などに負担がかかり、故障の原因になる。 |
身体との一体感 | 足とシューズが一体化することで、無駄な力を使わず、自然なフォームが維持される。 |
競技特性への適応 | 種目ごとに必要な性能(グリップ力、軽さ、反発性など)が異なるため、競技に合ったシューズ選びが不可欠。 |
心理的安心感 | 自分に合った一足は「信頼できる相棒」として、競技中の集中力や自信にもつ |
「走るときの靴って、そんなに違うの?」って思ってたんです。
でも実際に履いてみると、“足が守られてる感じ”とか、“地面の硬さが気にならない”とか、すごく違いがあるんですよね。
たとえば、クッションがしっかりしてる靴だと、長く走っても膝が痛くならないし、
軽い靴だと「自分ってこんなに速く走れたっけ?」ってちょっと嬉しくなったり。
あと、フィット感がいいと、靴のことを忘れて走れるんです。
逆に、合ってない靴だと、走るたびに「靴擦れしそう…」「なんかズレる…」って気になって集中できない。
だから、競技者にとっては、
「靴=道具」じゃなくて、「靴=相棒」なんだなって思います。
自分の走り方や体のクセに合った一足を見つけるって、すごく大事なことなんですね。
Onの魅力と注意点
特徴 | 内容 |
---|---|
CloudTec®技術 | 空洞のある独特なソールが着地時につぶれて反発力を生む。「雲の上を走る」感覚 |
Speedboard®搭載 | 地面に接地した際にしなり、蹴り出し時に推進力を生むプレート構造 |
軽量性と通気性 | 代表モデル「Cloud 5」は片足約250g。長時間履いても疲れにくい |
デザイン性 | ミニマルで洗練された外観。LOEWEとのコラボもあり、街中でも浮かない |
汎用性の高さ | ランニングだけでなく、通勤・買い物・旅行にも使えるモデルが多数 |
注意点
モデルによってサイズ感が異なる(幅広の方は特に注意)
靴紐の調整に慣れが必要なモデルもある
クッション性が高い分、スピード重視の方には硬めのモデルが向いていることも
シューズって、ただの道具じゃない!
「走る靴なんて、どれも同じでしょ?」って思ってたけど、履いてみると全然違う。
クッションがしっかりしてると膝がラクだし、軽い靴だと「自分って速いかも…?」ってちょっと嬉しくなる。
でも、サイズ選びはほんとに難しい。
店でぴったりでも、走るとキツく感じることもあるし、履いた瞬間の違和感は無視しない方がいい。
見た目で選んで失敗したこともあるし、靴紐の結び方ひとつで履き心地が変わるのも意外だった。
結局、シューズって“走る自分”を支えてくれる相棒なんだと思う。
ちゃんと選んであげることで、走ることがもっと楽しくなるんですね。
Onとは?ブランドの特徴と陸上界での存在感
「On(オン)」は、2010年にスイスで誕生したスポーツブランドです。
元トライアスロン世界王者のオリヴィエ・ベルンハルドが、「走る感覚に革命を起こしたい」という想いから立ち上げました。

出典:On公式
ブランドの特徴
CloudTec®(クラウドテック)技術
独自の空洞構造が、着地時には柔らかく沈み込み、蹴り出し時には力強く反発。
“雲の上を走るような感覚”を実現する、世界特許取得のテクノロジーです。
革新性とサステナビリティ
空気中の炭素を活用した素材「CleanCloud®」の開発など、環境負荷を減らす挑戦も積極的に展開。
洗練されたデザイン性
機能性だけでなく、街中でも映えるスタイリッシュなフォルムが特徴。
カジュアル層にも人気が広がっています。
陸上界での存在感
On Athletics Club(OAC)
世界トップレベルの陸上選手が所属するプロチームを運営。
アメリカ・ヨーロッパを拠点に、若手育成にも力を入れています。
トップアスリートとの契約
実戦でのフィードバックをもとに製品開発を行い、勝負シューズとしての信頼を獲得。
三浦龍司選手のような注目選手との契約も、陸上界での存在感を高めています。
体験重視のマーケティング
試走イベントやコミュニティ活動を通じて、履いた瞬間の“高揚感”を大切にする姿勢が、コアなランナー層に支持されています。
テレビやSNSで見かけることが増えて、「最近よく見るけど、そんなにすごいの?」と思っていたブランド。
でも三浦選手のようなトップアスリートが選んでいると知ると、やっぱり理由があるんだなって納得しました。
三浦龍司が選んだモデルとその特徴
どちらもOnならではの軽量性・反発力・安定性を兼ね備えたモデルで、障害レースに必要な要素と見事に噛み合っています。
障害レースでは、ハードルを越える瞬間の軽やかさ、着地の安定感、そして次の一歩への素早い切り替えが求められます。
障害レース用
Cloudspike Antriusを使用しています

出典:koikesports
レース用のCloudspike Antriusは、まさにその“切り替えの速さ”と“地面からの反発”が際立っていて、走りにリズムが生まれる印象。
実際に履いたわけではありませんが、レビューや映像を見る限り、まるで地面から跳ね返されるような感覚で、障害物を越えるたびに加速できそうな雰囲気があります。
トレーニング用
Cloudsurfer 2を使用しています

出典:On公式
トレーニング用のCloudsurfer 2は、クッション性と安定感がしっかりしていて、長時間の走りでも疲れにくい設計。
「これなら初心者でも気持ちよく走れそう」と思えるほど、足への優しさが伝わってきます。
履いたことがなくても、Onのシューズが“走ることそのものを楽しくしてくれる”という声には、なんだか納得してしまいます。
まとめ
三浦龍司選手が障害レースで履いているのは、Onの「Cloudspike Antrius」。
練習用はCloudsurfer 2
最初は「え、あのオシャレな靴で本気のレース?」って思ったけど、軽さや反発力、障害物を越えるときの安定感まで、すべてが彼の走りにぴったりなんです。
障害レースって、ただ速く走るだけじゃなくて、跳ぶ・着地する・リズムを保つっていう複雑な動きがあるから、シューズの性能がすごく大事。
三浦選手がこの一足を選んだのは、きっと「走りに集中できる安心感」があったからなんだと思います。
そして今、世界陸上を目前に控えた彼の足元には、いつものOn。
勝負の舞台で、信頼できる“相棒”とともに、またあのしなやかで力強い走りを見せてくれるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 yuzuhana
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