川野将虎さん(かわの まさとら)プロフィール

引用元:日本陸上競技連盟公式
項目 | 内容 |
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生年月日 | 1998年10月23日(26歳) |
出身地 | 宮崎県日向市生まれ → 静岡県小山町育ち |
身長・体重 | 177cm・60kg |
所属 | 旭化成 |
学歴 | 小山町立須走中 → 御殿場南高 → 東洋大学 総合情報学部 |
専門種目 | 競歩(20km・35km・50km) |
自己ベスト | 35km競歩:2時間21分47秒(2024年10月・世界記録) 50km競歩:3時間36分45秒(2019年・日本記録) |
主な実績 | 東京五輪50km競歩:6位入賞(嘔吐・痙攣を乗り越えて完歩) 世界陸上2022(オレゴン):銀メダル 世界陸上2023(ブダペスト):銅メダル 世界陸上2025(東京):代表内定 |
家族構成 | 父(自衛官)、母、弟2人(辰彰さん・鷹綱さん) |
幼少期・生い立ち
生まれと育ち
1998年10月23日、宮崎県日向市で生まれました。
父は転勤が多く、幼少期に静岡県小山町へ移住しています。
名前の由来は「将虎」は戦国武将好きの父が姓名判断を踏まえて命名。
ちなみに寅年生まれなので「景虎」も候補だったそうですよ。
小学生時代
小学2年〜5年生まで柔道を習っていました。
試合では一度も勝てず「運動が苦手な子」と思われていたようです。
一度も勝てなかった柔道の試合。
それでも諦めずに続けた日々は、誰にも見えないところで川野さんの芯を育てていたのかもしれません。
運動が得意じゃないと思われていた少年が、やがて世界記録保持者になるなんて。
人生って、ほんとうに面白いですね。
中学時代
小山町立須走小学校を卒業後、須走中学校へ進学しています。
中学では卓球部に所属しながら、駅伝部も兼任していた川野さん。
走ることに特別な思いがあったわけではなく、仲間に誘われて“なんとなく”始めた駅伝。
でもこの“なんとなく”が、のちに競歩という運命の競技へとつながっていくのです。
運命ってこういうことをいうのですね。
競歩との出会い
川野将虎さんが競歩に出会ったのは高校入学後。
それまではマラソンや駅伝などの長距離走に取り組んでいました。
中学では走ることには親しみがあったものの、競歩はまったくの未経験でした。
御殿場南高校の陸上部に入部。
顧問の先生が川野さんを5000m競歩にエントリーしたことがきっかけ。
本人は長距離走で出場するつもりだったため、競歩は“突然の挑戦”だったそうです。
初レースでは準備不足もあり最下位に終わりました。
しかし、失格者が出たことで繰り上がりで県大会へ進出。
「練習すればするほどタイムが伸びる」競歩の魅力に惹かれました。
正直、競歩って“地味な競技”って思ってました。
でも、こんなふうに偶然始めた人が魅力に気づいて、どんどん強くなっていくって聞くと、ちょっと見方が変わります。
地道に積み重ねる競技だからこそ、川野さんみたいな真面目な人が輝けるんですね。
家族
父:川野 公明(きみあき)さん
職業は陸上自衛官(静岡県・富士駐屯地所属とみられる)
転勤があったので出世コースを歩まれていると思われます。
東京五輪前の取材では「息子はどんな競技でも真面目に取り組む子だった」と語っています。
戦国武将が好き。

漢字は違いますが、息子3人とも戦国武将の名前です!
母:川野 由加理(ゆかり)さん
東京五輪前のインタビューで「私の方が緊張している」と語っています。
親としてのリアルな感情が滲みますね。
職業は公表されていませんが、3人の息子を育てた日々の中で、見えない努力や葛藤もあったはずです。
そんな母の存在が、川野選手の芯の強さにつながっているのかもしれません。
弟:川野 辰彰(たつあき)さん(次男)

引用元:スポニチ
御殿場南高校陸上部で競歩選手として活躍していました。
主な成績
2018年 静岡県高校総体男子5000m競歩:2位
U20選抜競歩大会10kmにも出場
現在は競技から離れている可能性があります。
歩き方が兄・将虎さんに似ているとうわさがあります。
兄弟って歩き方も似ちゃうんですね。
弟:川野 鷹綱(たかつね)さん(三男)
小山町立須走中学校で競歩に取り組みました。
主な成績
2022年 全日本競歩輪島大会3km競歩(中学):3位
兄たちと同じ道を歩みながら、着実に結果を残していました。
正直、競歩ってテレビで見るくらいで、あまり身近な競技じゃなかったけど、兄弟みんながやってるって聞くと、なんだか応援したくなります。
きっと家族の中で「歩くこと」が特別な意味を持ってるんだろうなって思います。
まとめ
柔道で負け続けた小学生時代を経て、中学では卓球部に所属しながら駅伝にも挑戦。
高校で偶然出場した競歩に魅了され、本格的に競技を始めました。
父は自衛官で「将虎」の名に武将の願いを込め、母は静かに支える存在。
弟2人も競歩に取り組み、家族全員が競技を通じて絆を深めています。
そして今、世界陸上の舞台へ。
静かな努力を積み重ねてきた川野さんが、世界の強豪と肩を並べる瞬間が近づいています。
家族の想いを背負い、一歩一歩に魂を込めて歩く姿が、きっと多くの人の心を動かすはずです。
がんばれ、将虎さん。
最後まで読んでいただきありがとうございました。yuzuhana
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