ジャングリア沖縄、ついにオープン。
美ら海水族館のすぐそば…と聞いて期待したけれど、実際は移動が想像以上にハード。
立地、高所アトラクション、そしてなによりアクセス問題。
それでも挑戦する価値はあるのか?
気になったので真剣に調べてみました。
アクセス最悪
USJの仕掛け人が沖縄に…でもアクセス悪すぎじゃ?
“USJの仕掛け人”が手がけた最新テーマパークが沖縄に登場!
その言葉に思わず胸が高鳴りました。
場所は美ら海水族館のすぐ近く…美ら海水族館とジャングリア沖縄の移動は車で30分
「さほど気にならない」といえば気にならない…⁈
那覇空港から車で2時間。
といっても高速を降りてからの距離が想像以上に長い。
1日で両方を満喫するのはなかなか厳しい。

テーマパークの内容以前に、「アクセス悪すぎない…?」という現実に直面。
正直ちょっと驚きました。
不利な立地
森岡氏がよく使う戦略ワードや成功パターンを簡潔に紹介
すべての人に売ろうとせず、絞ったターゲットに全力投球です‼
完全新作ではなく、既存コンテンツに少しの変化を加えて再訪を促すこと。
例えばジェットコースターを後ろ向きに走らせる「バックドロップ」が良い例ではないでしょうか。
USJの値上げは「幸福度への投資」として受け入れられた。といわれていますよね。
こうした発想の転換こそが、森岡氏のマーケティング戦略の真骨頂だといわれています。
どれも「人間の心」に軸を置いた、納得の成功パターンといえますよね。
アクセス面での“物理的ハードル”
那覇空港から約2時間以上かかる:高速道路を使っても長距離で、一般道ではさらに時間がかかる。
公共交通が弱い:鉄道はなく、バスも本数が少ないため、レンタカー頼みになりがち。
渋滞リスクが高い:観光シーズンや週末は北部の道路が混雑しやすく、移動時間が読めない。
地形・インフラの“構造的ハードル”
傾斜地に建設されている:元ゴルフ場跡地で、標高差があり、造成やインフラ整備に莫大な費用がかかった。
インフラ未整備の地域:電気・ガス・下水などの整備が必要で、維持コストも高くなる。
将来的な施設転用が難しい:傾斜地のため、アトラクションの入れ替えやリニューアルに制約がある。
心理的・文化的な“距離感”
沖縄県民にとっても“遠い”:那覇や中部地域の住民にとって、北部は心理的にも物理的にも遠く感じられるようです。
地元住民の生活道路が混雑する懸念:観光客の流入で、日常生活に支障が出る可能性も指摘されています。
このように、ジャングリアの立地は「遠い」だけでなく“行きづらい・維持しづらい・地元と共存しづらい”という三重苦を抱えているとも言えます。

沖縄観光における“リピート”の可能性と、やんばるで感じたこと
観光客は、ジャングリアのような新しい施設に“物珍しさ”から足を運ぶかもしれません。
けれど、果たしてその先に「また行きたい」と思える体験があるのでしょうか。
沖縄を訪れる人は、何を求めてこの地にやってくるのか――
美しい海、ゆったりとした時間、そして沖縄ならではの文化や人とのふれあい。
そうした“沖縄らしさ”を感じたいのではないでしょうか。

私自身、やんばるを訪れたとき、那覇周辺とのあまりの違いに驚きました。
自然の豊かさ、空気の静けさ、そしてそこに暮らす人々の営み。
観光地というより、暮らしの場としての沖縄の良さが、確かにそこにありました。
だからこそ、ジャングリアのような大規模施設がこの地にできることに、少し複雑な思いを抱いています。
地元の人たちが「また行きたい」と思える場所になるのか。
観光客が一度きりではなく、何度も訪れたくなるような“沖縄らしさ”を感じられるのか。
そして何より、やんばる周辺の人々の雇用や暮らしに、どんな影響があるのか――
その問いは、私の中でずっと残っています。
ジャングリアは成功?失敗?
アクセスの悪さ、立地の不利、評判の厳しさ
ジャングリア沖縄には、確かに“逆風”が吹いています。
けれど、それでも挑戦する価値があるとすれば、それはこの場所が「ただのテーマパーク」ではないから。
ジャングリアが掲げる「Power Vacance!!」というコンセプトは、都会の喧騒から離れ、自然の中で“興奮と解放”を同時に味わうという新しい体験価値。
恐竜サファリや熱気球、インフィニティスパなど、他にはない“没入型の自然体験”は、まさに沖縄だからこそできる挑戦です。
そして何より、USJをV字回復させた森岡毅氏が「この場所にこそ可能性がある」と信じて仕掛けたこと。
その“逆張り”の哲学に、私は少し心を動かされました。
もちろん、課題は山積みです。
でも、もしこの挑戦が成功すれば、沖縄北部の観光地図が塗り替わるかもしれない。
地元経済に新しい風が吹き、観光のあり方そのものが変わるかもしれない。
だからこそ、私は思うのです。
「失敗するかもしれない」ではなく、
「それでも挑戦する価値はあるのか?」と。

評判・口コミ
⭕良い口コミ
自然×アトラクションの新鮮さ:「恐竜サファリが本格的」「熱気球からの景色が絶景」といった声が多く、非日常体験に感動する人も。
映えスポットが豊富:SNSでは「写真映えする」「ライトアップが幻想的」と好評。
スパが癒し空間:「サウナや森林浴が最高」「スパだけでも価値あり」との声も。
何より心に残ったのは、熱気球から見下ろした景色や、恐竜に目を輝かせる子どもたちの姿――それらは、どれほどアクセスが大変でも、「来て良かった」と思わせる決定打になりますね。
こういう口コミを見ると、旅の“ご褒美”って、やっぱり体験の一瞬に詰まってるんだなって気づかされます。
✖悪い口コミ
暑さと待ち時間が過酷:「日陰が少ない」「熱中症でレスキュー隊を見た」という投稿も。
アクセスが不便:「那覇から遠すぎる」「渋滞がひどい」との指摘あり。
料金が高い:「家族で行くと高すぎる」「アトラクションの割にコスパが…」という声も。
ちょっと旅慣れた人の冷静な視点も感じられて、「うんうん、そこまで覚悟して行くべきかも」と思わせてくれます。
それだけに、時間と労力をかけてでも訪れる価値があるか――という“問い”を自然と抱かせてくれるのが興味深いです。
ジャングリア沖縄とは?
2025年7月25日、沖縄本島北部の今帰仁村と名護市にまたがる森の中に誕生した、沖縄初の本格テーマパークです。
コンセプトは「Power Vacance!!(パワーバカンス)」──都会では味わえない“興奮”と“贅沢”が交差する、唯一無二の体験型リゾート。

主なアトラクション(全22種)
- ダイナソーサファリ:巨大な恐竜からオフロード車で逃げるスリル満点の冒険
- ホライゾンバルーン:360°の絶景を空中から楽しむ気球体験
- スカイフェニックス:ジャングル上空を滑空するジップライン
- バギーボルテージ:ジャングルを駆け抜ける本格バギー体験
- グラビティドロップ/バンジーグライダー:自由落下系の絶叫アトラクション
- ツリートップトレッキング/スカイエンドトレッキング:吊り橋を渡る空中冒険
- ファインディングダイナソーズ:迷子の恐竜を探すストーリー型体験
癒しのスパ施設「SPA JUNGLIA」
- 世界最大級のインフィニティ風呂(ギネス認定)
- 洞窟風呂、天然温泉、サウナなど多彩な癒し空間
- 南国の空と森に包まれる贅沢なリラックスタイム
グルメ&レストラン
- パノラマダイニング:鳥の巣のような席から絶景を眺めながら食事
- ワイルドバンケット:ライブキッチンで豪快に焼き上げる南国料理
- トロピカルオアシス:五感を満たす贅沢なバー&レストラン
宿泊&アクセス
- 那覇空港から車で約1.5〜2.5時間
- 提携ホテル(オリオンモトブリゾート&スパなど)からシャトルバス運行(片道2,500円)
- 入場確約付きの宿泊プランもあり
チケット情報(国内在住者向け)
チケット種別 | 大人(12歳以上) | 子ども(4〜11歳) |
---|---|---|
1Dayパーク券 | 6,930円 | 4,950円 |
スパ券 | 2,640円 | 1,540円 |
パーク&スパ券(500円分フード券付き) | 9,570円 | 6,490円 |
まとめ
ジャングリア沖縄は、立地やアクセス、コンセプトのミスマッチなど多くの課題を抱えていますが、地域経済へのインパクトや独自の体験価値には一定の期待も寄せられています。
現時点では「成功か失敗か」を断定するのは難しく、今後の改善と地域との共生が鍵になりそうです。
何度も訪れてきた沖縄。
その度に、賑わう那覇よりも、観光客の少ない北部の自然や小さな島々に心惹かれてきました。
そんな私だからこそ、ジャングリアの立地には正直「え?」と思う部分もありました。
でも調べるほどに、そこに込められた想いや地元への貢献が見えてきて…
気づけば「行ってみたい」という気持ちが自然と芽生えていました。
確かにアクセス面では不便なところもあるけれど、
それでも何千もの雇用が生まれ、北部の新たな可能性が広がる施設って、すごく素敵だと思います。
自分の好きな沖縄の“新しい顔”に触れてみたい。
その想いが、今ちょっと高まっています。
最後まで読んでいただきありがとうございました yuzuhana
コメント