藤井菜々子選手は、いま「次世代のエース」として注目を集めています。
そんな彼女の出身中学や高校、どんな学生時代を過ごしてきたのか、気になりますよね。
さらに今回は、足元にも注目してみました。
藤井選手が履いているシューズについても調査したので、ぜひ一緒に見ていきましょう。
プロフィール

引用元:日本陸上競技連盟公式
項目 | 内容 |
---|---|
氏名 | 藤井 菜々子(ふじい ななこ) |
生年月日 | 1999年5月7日(26歳) |
出身地 | 福岡県那珂川市 |
所属 | エディオン女子陸上競技部 |
競技種目 | 陸上競技・競歩(主に20km競歩) |
自己ベスト | 20km競歩:1時間26分33秒(2025年・日本選手権)※日本記録 |
主な代表歴 | 東京2020五輪、パリ2024五輪、世界選手権(2019ドーハ〜2025東京) |
好きなもの | プーさんのグッズ集め |
学歴
藤井選手は小学校3年生の頃に陸上を始めたとされています。
父親の仕事の都合で山口県光市に住んでいた時期があり、そこで陸上クラブに所属していました。
小学校4年生の頃に福岡県那珂川市へ戻り、地元のクラブチームでも活動を続けていたとのこと。
小学校名は明確には公表されていませんが、那珂川市内の小学校(南畑小、岩戸小、片縄小など)のいずれかに通っていた可能性が高いとされています。
那珂川北中学校(ながかわきた)

引用元:ウィキペリア
藤井菜々子選手の中学時代には、今の競歩スタイルにつながる原点がいくつも見られます!
中学では陸上部に所属し、主に中距離種目(800m・1500m)を中心に活動していました。
地元のクラブチームにも所属しており、学校とクラブの二重所属で練習を続けていました。
福岡県大会の1500mで6位入賞という好成績を残しましたが、全日本中学選手権の標準記録には0.5秒届かず、出場を逃すという悔しい経験もしています。
この時の悔しさが、後の競歩転向や「記録へのこだわり」にもつながっていると語られています。
中学時代の藤井選手は、まだ競歩には出会っていませんでした。
北九州市立高等学校
北九州市立高等学校は、長距離の強豪校です。
「駅伝を走りたい」という夢を抱いて進学しました。
自宅からは遠いため、親元を離れた寮生活のスタートでもあります。
親元を離れて、15歳で寮生活を始めるなんて…私だったらホームシックになりそうです。
でも「駅伝を走りたい」っていう夢のために、環境を変えて挑戦する姿って本当にすごい。
朝練・授業・夕練の繰り返しって聞くだけで大変そうだけど、仲間と一緒だから乗り越えられたのかな。
そんな日々が、藤井選手の“静かな強さ”につながってる気がします。
転機となったケガ
補欠で参加できなかった競技の直後、左脛を疲労骨折。

走ることができなくなり、リハビリ生活へ。監督から「体力づくりのために競歩をやってみないか」と勧められたことが競歩との出会いでした。
駅伝を走るために選んだ高校で、突然「競歩に出てみない?」と言われるなんて…きっと戸惑ったと思います。
でも、しぶしぶ出た大会で結果を残してしまうあたり、藤井選手の底力を感じますよね。
競歩での活躍
初めての競歩大会で予選2位、県大会優勝という快進撃残しています。
その後も記録を更新し続け、高校2・3年連続でインターハイ5000m競歩優勝という偉業を達成しました。
最初はしぶしぶ出た競歩で、まさか全国トップになるなんて。
「向いてる」ってこういうことなんだなって思いました。
努力ももちろんすごいけど、何か“運命”みたいなものを感じます。
これまでの成績
年度 | 大会名 | 種目 | 順位・記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2017 | 国民体育大会(国体) | 5000m競歩 | 1位 | 高校時代 |
2018 | 日本選手権 | 20km競歩 | 17位 | 初のシニア大会 |
アジアジュニア選手権 | 10000m競歩 | 2位 | ||
U20世界選手権 | 10000m競歩 | 4位 | ||
国体 | 5000m競歩 | 2位 | ||
全日本50km競歩高畠大会 | 20km競歩 | 1位 | ||
2019 | 日本選手権 | 20km競歩 | 2位 | |
世界選手権(ドーハ) | 20km競歩 | 7位 | 世界大会初入賞 | |
2020 | 全日本競歩能美大会 | 20km競歩 | 1位 | 東京五輪代表内定 |
2021 | 日本選手権 | 20km競歩 | 1位 | |
東京オリンピック | 20km競歩 | 13位(1:31:55) | 五輪初出場 | |
2022 | 世界チーム競歩選手権 | 20km競歩 | 5位 | |
日本選手権(特別レース) | 20km競歩 | 1位 | ||
世界選手権(オレゴン) | 20km競歩 | 6位 | ||
2023 | 日本選手権 | 20km競歩 | 1位 | |
世界選手権(ブダペスト) | 20km競歩 | 14位 | ||
アジア大会(杭州) | 20km競歩 | 3位 | 銅メダル獲得 | |
2024 | 日本選手権 | 20km競歩 | 1位(1:27:59) | パリ五輪代表内定 |
パリオリンピック | 20km競歩 | 32位(1:34:26) | ||
2025 | 日本選手権 | 20km競歩 | 1位(1:26:33) | 日本新記録・世界陸上代表内定 |
出典:日本陸上競技連盟公式プロフィール
成績を一覧で見ると、すごい人だってことが改めてわかりますね。
高校からずっと第一線で活躍してるなんて、本当にすごいです。
シューズ
藤井菜々子選手が現在履いているのは、厚底タイプの競歩用シューズです。
反発力の高いカーボンプレート入りのモデルで、もともとは長距離ランナー向けに開発されたものを競歩に応用しています。

引用元:日本陸上競技連盟公式
ナイキのヴェイパーフライ系モデルである可能性が高いと推測されます。
ただし、選手本人やメーカーからの明言はなく、現時点では推定にとどまります。
競歩では、厚底シューズは「足が浮いてしまうリスク」があるため、以前は敬遠されがちでした。
ですが藤井選手は、接地の位置や角度、力の入れ方を細かく調整しながら、このシューズに適応。
2024年には「いい感じで歩けた」と語り、2025年には日本新記録(1時間26分33秒)を達成しています。
競歩って、足が浮いたらダメなんですよね?
厚底だと難しそうなのに、それで記録出すなんて…どうやって歩いてるんだろう。
技術も感覚もすごすぎて、もう尊敬しかないです。
まとめ
福岡県出身の藤井菜々子選手。
那珂川北中で中距離走に取り組み、北九州市立高校では駅伝を経験しました。
高校1年の冬に疲労骨折をきっかけに競歩へ転向し、インターハイでは2年連続優勝を果たしています。
最近では、藤井選手が履いている厚底シューズにも注目が集まっています。
競歩では地面との接地感が大切とされてきましたが、藤井選手は厚底でも安定したフォームを保ち、日本新記録を更新。
「競歩で厚底?」と驚く人もいるかもしれませんが、彼女の技術と感覚がそれを可能にしているのだと思うと、ますます応援したくなりますね。
世界の舞台でもきっと輝いてくれるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 yuzuhana
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