来年1月、年末ジャンボ宝くじの1等7億円が時効を迎える可能性があります。
夢のような大金が、誰にも受け取られないまま消えてしまうかもしれないのです。
ところで気になるのは「売れ残り券」の存在。
抽選対象外とされるそれらの券は、当選することはない⁈
では、当選番号は決まったのに誰も持っていない“幻の当選者”は本当に存在するのでしょうか。
気になったので調べてみました。
年末ジャンボの仕組み

引用元:宝くじ公式サイト
発売と販売期間
年末ジャンボは毎年11月下旬から12月下旬まで販売されます。
「連番」「バラ」などの購入方法があり、組番号と券番号が印字された券を購入します。
説明するまでもないほど有名な仕組みですね。
抽選方法
抽選日は 毎年12月31日(大晦日)。
会場は東京の「東京宝くじドリーム館」などで公開抽選が行われます。
公正さを確保するため、監査法人や公的機関の立会人が監視し、不正がないよう厳格に管理されています。
使用されるのは 電動風車型抽選機。
ルーレット状の的に矢を射ち込み、刺さった数字で当選番号を決定します。
華やかな女性が会場を盛り上げているイメージがつよいですよね。
実際には違うのですが、華やかな演出のせいで“女性が回していた”という記憶になっていました。
当選番号の決定
組番号と券番号の組み合わせで当選番号が決まります。
当選金の受け取りと時効
宝くじの当選金の受け取り期限は 抽選日から1年間。
換金されなかった当選金は「時効」となり、全国の都道府県や政令市に分配され、公共事業や福祉に使われます。

宝くじはギャンブルなのに不快なイメージがないから不思議。
時効になる当選金の現実
時効の仕組み
宝くじの当選金は 支払開始日から1年間 が受け取り期限です。
期限を過ぎると「時効当選金」となり、受け取ることはできません。
そもそもすぐに換金しない人は、そのまま忘れてしまうんですよね。
後から思い出すタイミングなんて、ほとんどない気がします。

引用元:宝くじ公式サイト
毎年消える金額
令和5年度だけでも、約100億円もの当選金が時効で消えました。
この中には 1億円以上の高額当選が複数本含まれており、夢のような大金が現実には誰にも渡らず消えています。
過去には年間で180億円近くが未換金となった例もあります。
1等の高額が話題になるけど、少額の当選金も集めると相当な高額になるんですね。
例えば2020年の年末ジャンボでは8本もの1億円以上の当選が未換金のまま期限を迎えています。

思考がついていけないレベルです!
なぜ換金されないのか
買ったことを忘れてしまう
当選番号を確認していない
番号を見間違えた券を紛失した
高額当選で怖くなり、受け取りに行けない
こうした理由が重なり、当選していても時効を迎えるケースが多いのです。
番号を見間違えて外れだと思い込み、券を失くしてしまう。
気づかないまま時効を迎え、もし後で知ったら逆にショックが大きすぎますね。
時効金の行方
時効となった当選金は、宝くじの収益金と同じ扱いで 全国の都道府県や政令指定都市に分配されます。
公園整備、図書館の充実、福祉事業などに使われ、私たちの暮らしの中に形を変えて残ります。
『宝くじ』と書かれた福祉車両を見ると、収益金というより未払い金が形を変えたもののように感じてしまいました。
幻の当選者は存在するのか?
年末ジャンボ宝くじは「販売された券だけが抽選対象」で、毎年大晦日に公開抽選で当選番号が決まります。
売れ残り券は抽選対象外なので当選することはありません。
当選番号は必ず決まりますが、売れ残り券は抽選対象外なので「販売されていない番号が当選する」ことはありません。
そのため、当選番号が決まっても「誰もその券を持っていない=当選者なし」というケースはあり得ます。
まとめ
宝くじの当選金には1年の時効があり、毎年100億円前後が換金されないまま消えています。
理由は「買ったことを忘れる」「番号を見間違える」「券を紛失する」などさまざま。
こうして消えた当選金は全国の自治体に分配され、福祉や公共事業に姿を変えて私たちの暮らしに残ります。
一方で、売れ残り券はそもそも抽選対象外。
つまり当選番号が決まっても、その番号の券が販売されていなければ「当選者なし」となり、夢を見ることすらできません。
時効になるのは、販売されていたのに持ち主が気づかず眠らせてしまった券だけ
幻の億万長者は、実際に存在しているのでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 yuzuhana

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