今年の涸沢カールは、まさに奇跡でした!
今年の涸沢カールは、11年ぶりの“当たり年”と呼ばれるほど、紅葉が見事に色づきました。
なぜ今年が特別なのか?
紅葉の特徴とともに、現地レポートをお届けします!
11年ぶりの奇跡‼
今年の涸沢カールは、まさに“当たり年”
11年ぶりの「当たり年」と呼ばれる紅葉の絶頂期に、私はその場に立ち会うことができたのです。
風に揺れる色とりどりの葉、稜線に沈む夕日、そして静かに息をのむ人々の表情。
自然がくれた贈り物のような絶景に、心が震えました。
今年の涸沢カールは、まさに奇跡でした。

引用元:yuzuhana
涸沢カールとは?
北アルプス・穂高連峰の中腹、長野県松本市に位置する標高約2,300mの氷河地形(カール)です。
かつて氷河によって削られたお椀状の谷で、周囲を奥穂高岳・前穂高岳・北穂高岳などの3,000m級の山々に囲まれています。
主な特徴
日本最大級のカール地形
直径約2km、比高約900mの圧倒的スケールです!
数字だけでは想像できないほどのスケール感。
実際に立ってみると、自分の小ささと自然の偉大さを痛感します。
登山者の憧れの地
上高地から約15km、片道6時間ほどの登山ルート。
片道6時間の道のりは、決して楽ではない。
でもその先に待つ涸沢の紅葉は、歩いた者だけが出会えるご褒美です。

引用元:yuzuhana
紅葉の名所
9月下旬〜10月上旬にかけて、ナナカマドやダケカンバが鮮やかに色づき、岩肌とのコントラストが「三段紅葉」として知られいます。
涸沢カールの宿泊拠点
涸沢ヒュッテ
収容人数:約140名(完全予約制)
営業期間:4月下旬〜11月上旬(2025年は4/26〜11/3)
宿泊料金:1泊2食付き14,000円〜、素泊まり10,000円〜(紅葉期は+2,000円)
設備:売店・水場・トイレ完備。外売店で軽食も提供。
特徴:奥穂高岳を望む絶景ポイントに位置し、紅葉の時期は“山の祭り”のような賑わいに。

引用元:yuzuhana
涸沢小屋
予約は電話のみ。個室あり(混雑期は相部屋)
売店やトイレも整備されており、静かに過ごしたい人に人気
涸沢ヒュッテよりやや高台にあり、眺望も良好
テント場
予約不要・1人2,000円(2025年)
水場あり・トイレ利用可能(自炊場はなし)
紅葉期は数百張のテントが並び、まるで“山のキャンプフェス”

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涸沢カールへの登山ルート
起点は上高地・河童橋
涸沢カールへの旅は、上高地の象徴・河童橋から始まります。
標高約1,500mの上高地は、アクセスも整っており、登山者だけでなく観光客にも人気の場所。
河童橋からは、梓川沿いに広がる美しい森と清流を眺めながらのスタートです。

引用元:yuzuhana
横尾までは約11km・平坦な道
河童橋から横尾までは約3時間のハイキングコース。
道は整備されており、ほぼ平坦。登山というより“森林浴の散歩道”のような感覚。
明神池や徳沢など、休憩スポットも豊富で、自然を楽しみながら歩けます。

引用元:yuzuhana
横尾から涸沢までは岩場の登山道
横尾から先は、いよいよ本格的な登山道に。
約4kmの道のりは、急な登りや岩場が続くため、登山靴と体力が必要なんです。
本谷橋を渡り、涸沢の谷に入ると、徐々に視界が開け、紅葉や岩肌の絶景が広がります。
所要時間と宿泊の必要性
片道約6時間(休憩含む)が目安。
健脚でも日帰りはかなり厳しく、宿泊登山が基本です。
涸沢ヒュッテや涸沢小屋、テント場が整備されており、紅葉シーズンは多くの登山者で賑わいます。
宿泊することで、夕暮れや朝の光に染まる涸沢カールの絶景を堪能できるのも魅力。
2025年・涸沢カールの紅葉の特徴
11年ぶりの「当たり年」と言われる理由

引用元:yuzuhana
2014年以来の鮮やかさ!
近年は葉焼けや早枯れが目立っていましたが、今年は全体が一斉に色づき、赤・黄・オレンジのグラデーションが見事に揃いました。
気候条件が絶妙だった!
晴天が多く寒暖差が大きかった
昼と夜の寒暖差が、葉の色づきをそっと後押ししてくれた今年。
紅葉はまるで絵の具を散らしたように、鮮やかに広がっていました。
湿度が適度に下がり、葉が傷みにくかった
湿度のバランスが絶妙で、葉は色褪せることなく、紅葉本来の美しさをしっかりと留めていました。

引用元:yuzuhana
標高の高い涸沢では猛暑や強風の影響が少なかった
過酷な気象にさらされることなく、葉はしっかりと枝にとどまり、鮮やかな色を長く楽しめる環境が整っていました。
色づきのタイミングと広がり
10月上旬に一気にピークを迎えた
例年よりも早く、そして一斉に色づいたことで、訪れた人々が「神のじゅうたん」と呼ぶほどの絶景になっていたのです。
ナナカマドやダケカンバが鮮やかに発色
赤・黄・橙のコントラストが岩肌に映え、写真映えも抜群でした。
2025年の涸沢カールの紅葉は、気候のバランスと自然のタイミングが奇跡的に重なった“極上の秋”でした。
私の見た夕暮れの紅葉も、この条件が生んだ最高の瞬間だったんですね!

引用元:yuzuhana
まとめ
猛暑だった今年――それでも、標高3,000メートル級の山々に囲まれた涸沢カールには、紅葉にとって理想的な環境が整っていたのかもしれません。
そびえ立つ穂高連峰の稜線に抱かれながら、谷いっぱいに広がる紅葉は、まさに真っ盛り。
11年ぶりの“当たり年”と呼ばれる今年、色鮮やかな景色は写真では伝えきれないほどの美しさと広大さに満ちていました。
健脚の方なら日帰りも可能ですが、せっかくなら涸沢ヒュッテやテント場に宿泊して、夕暮れや朝の光に染まる紅葉をのんびりと満喫するのがおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 yuzuhana
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