陸上界で注目を集める高校生の清水空跳(しみず そらと)選手。
10秒00という驚異の記録の裏には、こだわり抜いたスパイク選びがありました。
親・姉も陸上選手という陸上一家。
生い立ちや使用スパイクについてまとめました。
プロフィール

引用元:ヤフーニュース
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 清水 空跳(しみず そらと) |
生年月日 | 2009年2月8日(16歳) |
出身地 | 石川県金沢市 |
所属 | 星稜高等学校(私立・石川県) |
身長/体重 | 約164cm/56kg |
種目 | 短距離走(100m・200m) |
自己ベスト | 100m:10秒00(日本高校新・U18世界最高) 200m:20秒79 |
家族構成 | 父:走高跳で国体4位 母:100mハードルで日本選手権出場 姉:400mハードルで全国大会出場 |
出身中学校 | 金沢市立長田中学校 |
陸上開始時期 | 小学4年生(2019年頃) |
主な実績 | ・全国中学200m優勝 ・インターハイ100m優勝(10秒00) ・U18アジア選手権金メダル |
愛用スパイク | ミズノ「クロノインクス」シリーズ(3〜4か月で交換) |
特記事項 | 中学1年時に「重症筋無力症」を発症し克服 |
家族(陸上一家)
父
清水空跳選手の父・正雄さんは、元走高跳の選手で、インターハイや国体にも出場した実力者です。
現在は石川県金沢市で「あかめ寿司」の店主として寿司職人をされています。
陸上のトップレベルを経験した父が、今は職人として包丁を握る。
そんなギャップも素敵ですよね。
母
清水空跳選手の母・美香さんは、元100mハードルの選手で、日本選手権や国体にも出場した経験を持つトップアスリートです。
陸上経験者として、空跳選手の競技人生を精神面でも支えている存在です。
両親ともに全国レベルの陸上選手だったという背景は、まさに“陸上DNA”の塊。
空跳選手の爆発的な加速力や勝負強さは、家庭の中で自然と育まれてきたのかもしれませんね。
姉
清水空跳選手の姉・優奈(ゆうな)さんは、元400mハードルの選手で、星稜高校から駿河台大学へ進学し、大学時代にはインカレ(全国大会)にも出場した実力派です。
現在の職業は公表されていませんが、陸上経験を活かして弟・空跳選手のスタート練習をサポートするなど、競技面でも頼れる存在だったようです。
弟が陸上を始めたきっかけも、姉の背中を追って地元クラブに入ったことから。
まさに“陸上姉弟”として、支え合いながら成長してきた姿が印象的ですね。
生い立ち
幼少期からの競技との関わり
幼い頃から「走ること」が日常の一部で、遊びの中でも常に全力で走る活発な性格だったそうです。
本格的に陸上を始めたのは10歳、小学4年生のとき。
地元の陸上クラブに通い始め、「自分も速くなりたい」という気持ちが芽生えたそうです。
姉のスタート練習を見て真似したり、家族でフォーム動画を分析するなど、家庭内で自然に技術が磨かれていきました。
家族の支え

引用元:ヤフーニュース
清水空跳選手が中学1年の春に発症したのは、筋肉に力が入りにくくなる指定難病「重症筋無力症」。
まぶたが下がったり、手足に力が入らないなど、短距離走者にとっては致命的とも言える症状でした。
突然の体調不良に、本人はもちろん家族も大きな衝撃を受けたといいます。
それでも、清水家は“陸上一家”としての強さと絆で、空跳選手を支え続けました。
家族は、ただ励ますだけでなく、空跳選手の“競技者としての誇り”を守るように接していたそうです。
それでも薬物療法とリハビリを続けながら復帰し、全国大会で優勝するまでに回復。
この経験が、精神的な強さと競技への覚悟を育てたと語られています。
自分なら、ちょっと体調崩しただけでも何もやる気出ないのに…
病気と向き合いながら走り続けるって、もう別次元の強さ。尊敬しかないです。
スパイクへのこだわり
中学時代から
中学時代
清水空跳選手は、中学時代からミズノ製のスパイクを愛用していたと見られています。
具体的なモデル名こそ公表されていませんが、当時の彼が選んでいたスパイクは、軽量性とフィット感を重視したタイプだった可能性が高いです。
中学3年生のときには、全国中学200mで見事優勝を果たしており、その記録の背景には、スパイクの性能が大きく貢献していたと考えられます。
清水選手が早い段階から「自分の走りに合った道具選び」を意識していたことが伝わってきますね。
高校時代(現在)
ミズノ CHRONO INX NEO JAPAN(クロノインクス ネオ ジャパン)を使用しています。

引用元:ミズノ公式
高反発・軽量・高フィットという三拍子がそろったトップスプリンター向けモデルで、スケルトンアッパーが通気性と軽さを見事に両立しています。
足圧分析に基づいたピン配置が、接地から蹴り出しまでの重心移動をスムーズにサポート。
まるで地面との対話ができるかのような一足だとか。
練習用と試合用の使い分け
練習用スパイク
- 使用頻度が高いため、3〜4か月のペースで交換しているとのこと。
- 練習では、耐久性とフィット感を重視したモデルを選んでいると考えられます。
- ミズノ製のスパイクを継続して使用しており、ブランドへの信頼がうかがえます。
試合用スパイク
- インターハイなどの公式戦では、ミズノ「CHRONO INX NEO JAPAN」を着用。
- 高反発ミッドソールで爆発的な加速力
- スケルトンアッパーによる軽量性と通気性
- 足圧分析に基づいたピン配置で、蹴り出しの推進力を最大化
使い分けの理由
清水選手は「練習の鬼」とも呼ばれるほど、日々のトレーニング量が多い選手。
練習用は“足になじむこと”と“耐久性”を重視し、試合用は“記録を狙うための性能”を最優先。
スパイクを履き分けることで、足への負担を減らしつつ、パフォーマンスを最大限に引き出していると考えられます。
まとめ
幼いころから、走ることにすべてを注いできた清水空跳選手。
両親も姉も陸上のトップアスリートという家庭環境の中で育ち、「結果を出すのは当然」と思われがちかもしれません。
でも、実際にそのプレッシャーの中で努力を重ね、結果を残すことは、簡単なことではありませんよね。
彼が愛用するスパイクは、ミズノ「CHRONO INX NEO JAPAN」。練習用と競技用を使い分けながらも、数か月で履きつぶしてしまうほどの練習量。
その姿からは、「走ること」に対する覚悟と情熱がひしひしと伝わってきます。
しかも、難病を抱えながら走り続けているという事実には、言葉を失うほどの衝撃があります。
「どうしてそこまで頑張れるの?」と問いかけたくなるほど、彼の姿勢はまっすぐで、強い。
まだ高校生。これからもっと強くなっていく姿を想像するだけで、胸が熱くなります。
彼の走りが、誰かの勇気や希望につながっていく。
そんな未来が、きっと待っている気がします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。yuzuhana
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