
引用元:@Snufkin1025
2025年の世界陸上・東京大会に出場する注目の野本周成(のもと しゅうせい)選手。
愛媛県出身の彼がどんな学生時代を過ごし、どんな工夫で競技力を伸ばしてきたのか、気になる方も多いのではないでしょうか?
今回は、野本選手の出身中学・高校・大学の歩みと、彼が取り入れている“遺伝子検査”というユニークな取り組みについてご紹介します。
野本周成(Nomoto Shusei)
プロフィール
項目 | 内容 |
---|---|
生年月日 | 1995年10月25日 |
出身地 | 愛媛県 |
所属 | 愛媛競技力本部 |
専門種目 | 男子110mハードル |
自己ベスト | 13.20秒(2023年) |
代表歴 | 2025年 世界陸上(東京大会)日本代表 |
その他の記録 | 100m:10.36秒(2020年) |

年次ベスト記録(110mH)
年 | 記録 |
---|---|
高1(2011年) | 15秒44 |
高2(2012年) | 14秒48 |
高3(2013年) | 14秒29 |
大1〜大4(2014〜2017年) | 14秒12 → 14秒15 → 14秒00 → 13秒62 |
社会人以降(2018〜2025年) | 安定して13秒台前半を記録、2023年に自己ベスト13.20秒 |
主な大会成績一覧
大会名 | 年 | 順位 | 記録 |
---|---|---|---|
日本選手権 | 2020年 | 4位 | 13秒55 |
日本選手権 | 2021年 | 4位 | 13秒38 |
日本選手権 | 2024年 | 5位 | 13秒43 |
日本選手権 | 2025年 | 2位 | 13秒23 |
全日本実業団 | 2023年 | 優勝 | ― |
全日本実業団 | 2024年 | 優勝 | ― |
日本インカレ(大学) | 2016年 | 8位 | ― |
日本インカレ(大学) | 2017年 | 4位 | ― |

出身中学・高校・大学の歩み
学校区分 | 学校名 | 所在地 |
---|---|---|
中学校 | 青石中学校 | 愛媛県八幡浜市 |
高校 | 八幡浜高等学校 | 愛媛県八幡浜市 |
大学 | 早稲田大学 | 東京都新宿区 |
青石中学校
野本選手は、中学時代に陸上と出会い、110mハードルに取り組みました。
年々記録を更新しながら着実に成長してきました。
八幡浜高校
野本選手は愛媛県の八幡浜高校に在学中、110mハードルの記録を毎年更新しています。
学年 | 年次 | タイム |
---|---|---|
高1 | 2011年 | 15秒44 |
高2 | 2012年 | 14秒48 |
高3 | 2013年 | 14秒29 |
この3年間で、1秒以上の短縮!
ハードル種目でこの伸び幅は驚異的で、技術とスピードの両方が磨かれていったことが分かります。
1秒って、ただの数字に見えるかもしれないけれど、ハードル競技では“壁”のようなもの。
高校3年間でその壁を乗り越えた野本選手の努力って、きっと地道で、地味で、でも誰よりも熱かったんだろうな…と思います。
15秒台から14秒台へ。
記録が縮まるたびに、きっと本人も「もっといける」と感じていたはず。
そんな“自分との勝負”を続けてきたからこそ、今の野本選手があるんですね。
早稲田大学
大学時代の主なエピソード
年次 | 主な出来事 | ポイント |
---|---|---|
大学4年(2017年) | 東京六大学対校大会で自己ベスト更新 | 冬季練習の成果が発揮される |
同年 | ユニバーシアード出場(国際大会) | 初の日本代表として海外へ挑戦 |
同年 | 日本選手権準決勝敗退 | 緊張と経験不足を痛感 |
同年 | 国体3位入賞 | 成績は良かったが内容に悔しさも |
同年 | 日本学生個人選手権で大幅ベスト更新 | 意外な好調で記録を伸ばす |
大学時代の野本選手は、まさに“挑戦の連続”。
冬の間に筋肉の「出力」ではなく「収縮速度」を高める練習に取り組み、春には自己ベストを更新。
でも、順風満帆ではなくて、日本選手権では緊張で思うように動けず、悔しさを味わったそうです。
それでも「挑戦していこう」という気持ちで臨んだユニバーシアードでは、日本代表のユニフォームを手にし、親に写真を送ったというエピソードも。
なんだか、親心としてもグッとくる瞬間ですよね…。
遺伝子検査との出会い

検査を受けたきっかけ
野本周成選手が遺伝子検査を受けたきっかけは、大学の先輩からの紹介だったそうです。
もともと「自分を違う角度から知りたい」という興味があり、先輩の話を聞いて「やってみたい」と思ったのが始まりだったとのことです。
検査結果から得た気づき
「食事が体づくりに直結する」という実感でした。
検査結果から、自分が「吸収しにくい栄養素」があることを知り、それを意識して摂るようになったそうです。

検査結果をもとに、吸収が良くない栄養素を積極的に摂るように意識を変えたそうです。
アスリートとしての“体との対話”が、ここからさらに深まったんですね。
自分の体をもっと深く知りたい
そんな思いから、大学時代に先輩の紹介で遺伝子検査を受けた野本選手。
検査結果を見て「思っていた通りの部分もあれば、意外な発見もあった」と語っていて、「もっと早く受けていればよかった」と感じたそうです。
自分の体質を知ることで、食事の選び方が変わる。
それって、アスリートだけじゃなく、私たちの生活にも通じることですよね。
「なんとなく疲れやすい」「肌荒れしやすい」…そんな悩みも、もしかしたら“吸収しにくい栄養素”が関係しているかもしれません。
まとめ
中学時代の野本周成選手は、まだ記録も平凡で、目立つ存在ではなかったそうです。
でも、そこから地道な努力を重ね、少しずつ自分の体と向き合いながら、記録を伸ばしていきました。
高校では記録がグングン伸び、大学では遺伝子検査を通して“体質”という新しい視点を得る。
そして今では、世界の舞台で戦うアスリートに。
野本選手が語っていた「もっと早く受けていればよかった」という言葉。
それは、アスリートだけでなく、私たちの生活にも通じる気づきかもしれません。
そんなふうに、自分の体質を知ることで、食事や生活習慣を見直すきっかけになる。
「なんとなく不調」を、「なるほど、そういうことだったんだ」に変えてくれるヒントが、そこにはあるのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました yuzuhana
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