関ジャニ∞(現SUPER EIGHT)のメンバー村上信五さん。
あのトーク力の裏側には、等身大で奮闘するひとりの大人としての顔がありました。
2025年に出版されたエッセイ本『半分論』は、飾らない視点とちょっと肩の力が抜けた人生観が共感を呼んでいます。
働く世代・・つまり毎日がんばっているサラリーマンたちの心にじわじわと刺さっているんです。
そんな村上信五さんの『半分論』から、サラリーマンの心に響く3つの言葉を紹介します。
1・「頑張りすぎんでええ。60%で続けられる方が、100%で燃え尽きるよりええやろ?」
「いつも全力でいなきゃ」「結果を出さなきゃ」
そんな気持ちに押しつぶされそうな日、ありませんか?
村上さんは言います。
「全力で走りきってバテるくらいなら、60%の力で長く続けられる方がいい」と。

引用元:週刊女性PRIME
この言葉、まさに日々忙しく働くサラリーマンの心にしみる一言じゃないでしょうか。
仕事も家庭も、全部に全力投球なんて無理。
だからこそ“60%”という余白が大事なんです。
実際、彼が最近力を入れているブドウづくりでも、無理しても自然は応えてくれない。
コツコツと、できることを積み重ねる。
そのスタンスは、『半分論』の思想と見事に重なります。
2・「正しいかどうかより、どっちもあるよなって考えられる人でいたい」
仕事の現場では、「正解」が求められることが多いもの。
でも、現実ってそんなに単純じゃない。
「あの人の考えも分かるけど、自分の立場もある」
そんなグレーな場面こそ多いのが、会社という社会です。

村上さんは、そんな中で「白黒つけるより、両方あるよねと受け止める余裕を持ちたい」と語ります。
これって、チームで仕事する上で、すごく大事な感覚ですよね。
天候や自然と相談しながら進める農業生活のなかで、“うまくいかないこと”にも意味を見出す柔らかさが、この言葉の背景にあるのかもしれません。
3・「裏方で盛り上げとけって言われても、腐らずやってきた」
華やかな芸能界で、いつも前に出ていたわけではない村上さん。
関ジャニ∞でも、MC業でも、「メインではない役割」を多く担ってきたそうです。
でも、その裏方仕事に手を抜かず、コツコツやってきた結果が、今のポジションにつながっている。
この姿勢、まさに“縁の下の力持ち”で会社を支えているサラリーマンに重なります。
目立たなくても、評価されなくても、自分の仕事に誠実であること。
その積み重ねが、やがて信頼になって返ってくる。
静かに根を張っていくブドウの木のように、地道な日々こそが大きな実りにつながる。
そんなことを、この一言が教えてくれます。
読書のきっかけは、ビートたけしさんの「ひと言」だった
ちなみに村上信五さんが本を読むようになったのは、2017年、ビートたけしさんと共演したときの一言がきっかけだったそうです。

「もっと本を読め」ズバッと言われたこの言葉が、ぐさっと胸に刺さったと語っています。
そこから読書を始め、考え方や言葉の選び方に変化が出てきたそうです。
多忙な毎日のなか、本を読む余裕なんてない。
そんなサラリーマンにも、「読書で変われる」と教えてくれるエピソードですね。
現役アイドルと農業ベンチャー企業がブドウで街おこし
現役アイドルの村上さんは農業ベンチャー企業「ノウタス」が進める、ブドウの未来を変える「パープルMプロジェクト」のリーダーです。

引用元:FNNプライムオンライン
「こんなに苦労している農家さんの未来のために、僕も何か貢献できるものはないか」と思った村上さん。
番組外で「若い担い手にも育てやすいブドウの新種とか開発できないもんですかね。ブドウの紫と(村上さんのメンバーカラーである)“パープル”と、『村上』『マスカット』のイニシャルの“M”を取って、“パープルM”みたいな」と話すと、髙橋さんが「実現しましょう!」と意気投合。
プロジェクトの発足が決まりました。引用元:マイナビ農業
芸能人としてではなくサラリーマンなんだとか。
芸能界とは全く違う世界。気づきが多いそうです。
最後に:半分でいい、だから前に進める
仕事も、人生も、全部100%でやろうとするとしんどい。
でも、“半分”なら、少し余裕ができる。
『半分論』には、「それでええやん」と背中を押してくれるあたたかさがあります。
ピシッと気合を入れる本じゃなく、ちょっと疲れた日に寄り添ってくれる本。

引用元:幻冬舎
畑の風に吹かれながら、ふと手を止めて深呼吸するような、そんな時間をくれる一冊です。
自分のペースで、自分のリズムで。頑張りすぎず、心地よく。
そんな働き方・生き方に、あなたも『半分論』で出会ってみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました yuzuhana
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